はらこーデイリー

平成初期生まれの私がいい年こいた時に過去を見返すためのブログです。でも誰でも見れます。

東海道山陽新幹線の号数の仕組み

おはこんばんにちは!

 

岡山編を編集していた時に、「新幹線の号数の意味ってのぞみにしか知らないな」と思い、今回は東京、新大阪、博多、鹿児島中央を通る東海道新幹線山陽新幹線九州新幹線の「のぞみ◯◯号」の◯◯について調べましたので、お話します。

 

そもそもこの範囲の種別って何があるのでしょうか。

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①のぞみ

 

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②ひかり

 

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③こだま

 

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④みずほ

 

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⑤さくら

 

⑥つばめ(画像なし)

 

の6種類があります。

まず定義がありまして、下りである西行きが奇数番号、上りである東行きが偶数番号となっています。

ちなみに東京に行くことって「上京」と言いますよね?なので東京方面は上りとなるのです。

東京に当てはまらなくても、基本地域ごとでも東京へ行く時の方面が上りとすることが多いです。

例えば近鉄京都線は京都と奈良を結んでいますが、東京へ向かう時は基本京都を通りますので、京都方面行きが上りとなります。

 

では早速参りましょう。

 

①のぞみ

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のぞみは2桁の若い数字が多くて、これらは毎日定期で運用されています。

また、1-64は東京と博多をぶっ通しで走るという意味になります。

 

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のぞみの70番台から110番台は新大阪をまたぐ定期区間運用で、東京~姫路、岡山、広島や名古屋~博多が該当します。

 

ここ最近で号数の扱いが変わっていまして、以前は99号が品川発博多行き、100番台前半が岡山、広島発着などとなっていました。

 

 

 

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200~265は東京~新大阪の定期便です。一部コロナの関係で休日運休があったりします。

 

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120番台~180番台は東京~博多ぶっ通しの臨時便になります。

 

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f:id:kh2931:20160903210905j:plain270番台~400番台は東京と新大阪を結ぶ臨時便です。

 

②ひかり

つづいてひかり号です。

ひかり号はほとんど臨時便がないので、定期のみの紹介です。

 

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500番台は東京、名古屋から新大阪を跨いで走ります。

東京~岡山、広島

名古屋~広島、博多などが当てはまります。

また山陽新幹線内完結のひかりも一部ありますが、こちらは590番台になっています。

 

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600番台は東京~名古屋、新大阪の東海道新幹線内完結便になります。

 

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過去には400番台が数便あり、この493号は品川発広島行きで、N700が運用した頃からひかりの割には早い段階でN700に充当されていました。

 

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700系の「正式な」ひかりレールスター運用です。一部は博多発岡山行きもあります。

 

③こだま

こだまも臨時便がほぼないので、定期便のみの説明です。

 

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700番台は東海道新幹線では東京~名古屋、新大阪や名古屋~新大阪などで名古屋を通るこだまに割り当てられます。

山陽新幹線では一部例外はあるものの大抵は博多~小倉、新下関新山口といった、博多を通る短距離運用となります。山陽新幹線は770番台以降を割り当てられます。

 

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800番台は東海道新幹線では、東京から三島、静岡、浜松といった短距離運用となります。

一方山陽新幹線は博多~広島、岡山、新大阪といった長距離運用に割り当てられます。

800〜822が東海道新幹線、830~は山陽新幹線です。新大阪での号数の被りを防ぐためなのかはわかりませんが各番台で一方(東海道または山陽)は長距離、他方(山陽または東海道)は短距離の運用となっています。

 

つづいて九州新幹線の種別を見ていきましょう。

④みずほ

のぞみの九州新幹線版です。

こちらは特に臨時便の設定がなく、毎日600~615の8往復があります。

とてもシンプルです。

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熊本行きは存在しません(雨で熊本以南運休時に撮影)

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⑤さくら

ひかりの九州新幹線版です。

 

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今は586号はありません。。。

 

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540~がメインです。

一部は熊本発着です。

 

また400番台も少しあり、新大阪まで行かない運用です。

具体的には鹿児島中央~広島、新下関、博多です。

そして新大阪には行かないものの、のぞみの新大阪行き臨時便と号数が被ってきます(405号など)

まぁようやく被ったって感じです。

 

⑥つばめ

つばめは300番台で運用しているので、のぞみの新大阪行き臨時便と被ります。

 

 

さて、東海道山陽九州新幹線の号数を見てきましたがいかがでしたか?

被っているのもありましたが、種別は違えど混在しないように同じ駅には来ないようにするなどの工夫がありましたね。

 

ちなみにこれを知るとなにに有効か。

のぞみで下りは名古屋、上りは京都や新大阪の時に使えます。実際の時刻表で見てみましょう。

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JR東海が出している9月の時刻表です。

現在京都駅、土曜日で時刻9時21分。

 

Aくん「東京へ行きたい!でも指定席取ってないからとりあえず自由席!でも座りたい!」

ホームへ上がる。9時21分発のぞみ304号がちょうど閉まってしまった。

Aくん「次は9時24分、のぞみ4号。3分後に来る。これに乗ろう!」

Bちゃん「ちょっと待って!のぞみ4号は1桁号数やから博多発やから自由席がいっぱいかもしれないよ。6分後の9時30分発のぞみ218号は200番台やから1つ手前の新大阪発やからこっちの方が座れる可能性高いよ!」

 

9時24分、のぞみ4号到着。自由席である後ろ3両は立ち客が出るほどだった。

 

そして9時30分のぞみ218号がやってくる。

ほぼ貸切状態だった。

Aさん「Bちゃん天才かよ。なんでそんなこと知ってるんだい?」

Bちゃん「はらこーデイリーだよ!え?知らないの?もう縁切ろ!🤬💢」

(一部予想よりも荒っぽくしています。)

 

逆に下りの場合、名古屋から新大阪まで利用したいときは広島、博多行きではなく、新大阪行きに乗りましょう。

新大阪行きは名古屋、京都、新大阪しか止まらないので、名古屋の降車率が高く空いている可能性が高いのです。

こういう時にも使えますので、新幹線乗る時はこのページを見返してくださいー。

 

では今回はここまで!

次回岡山編を更新致します!

 

 

これにてドロン!