みなさんこんにちは!
今回は関西と北陸を結ぶ特急サンダーバードについての記事にしました。
先日福井、金沢、富山と2回に分けて行ってきたので、その報告の前にサンダーバードとはなんぞや、停車駅はどんなもんやというのを伝えればと思っています。
たぶんですが長い記事になるかもしれません。
最後まで見た人は以前から沼ってるか、これで沼った人と認定します。
(これから金沢に向かうため大阪の宮原総合運転所からやってきた683系)
サンダーバードは大阪駅から石川県の金沢までを結ぶ特急で、最速列車は表定速度(距離を所要時間で割ったいわゆる平均速度)106.33km/hで日本で一番早い「在来線特急」で唯一表定速度100km/h超えの在来線特急でもあります。
現在25往復ずつ運転されています。
大阪から金沢の間の駅では必ず止まるところが3つあります。それは新大阪、京都、福井です。
この3つだけは必ずどの列車も止まりますが、それ以外の止まり方が多種多様で頭が狂いそうなので今回はそれをできる限りまとめてみようと思います。
なお、現在の列車を基本としますので3月のダイヤ改正後変化するかもしれません。
(旅客運用を終え宮原総合運転所に戻る)
なお、パターンが多いので最小停車駅パターン「A」と標準停車駅パターン「B」を作り、その基準からの駅の増減を示していきます。
停車駅「A」…大阪、新大阪、京都、福井、金沢(途中3駅停車)
停車駅「B」…大阪、新大阪、京都、敦賀、武生、鯖江、福井、芦原温泉、加賀温泉、小松、金沢(途中9駅停車)
(現在休止中?週初めの平日に走る臨時ビジネスサンダーバード@大阪駅)
それでは参りましょう!
(新大阪に入る金沢行)
①Aパターン
途中新大阪、京都、福井にしか止まらない最速サンダーバードです。
9.10.30.37.40.43号の計3往復が該当します。
この中の37号が表定速度最速の運用です。
(130km/hで島本通過の大阪行き旧塗装)
②A+敦賀
途中新大阪、京都、敦賀、福井で、いい感じに停車駅が分散されているイメージです。
14号が該当するのですが、私はこの停車パターンが好きです。
(山崎通過の金沢行。臨時の場合は6両で運転されることもある。)
③A+高槻
途中新大阪、高槻、京都、福井に停車。
夜に運転する46号が該当します。
(堂々12両で金沢へ。1番前はグリーン車)
④A+高槻、敦賀
途中新大阪、高槻、京都、敦賀、福井
これは②③の合体版です。
1号が当てはまります。
やばい、パターンの多さが露呈してる…
(ときどき「しらさぎ」用車両と連結することがあります。)
⑤A+敦賀、小松
途中新大阪、京都、敦賀、福井、小松
石川県第2の都市小松に止まる便も速達型にはあります。
6.33号が該当します。
え、まだ11本…
(この車両も登場から27年経ちました。)
敦賀通過パターンがもう1つありました。
代わりに2つの温泉駅に停車していくスタイルです。
21号が該当します。
(京都駅7番線に進入する大阪行き)
34号が該当します。
正式に存在はしていない「加賀温泉」。付近一帯をこのように呼んでいます。ちなみに加賀温泉は、以前は両隣の大聖寺、動橋(イブリハシ)が特急停車駅として存在していたものの、どっちも停めてらんねぇやということで間の加賀温泉駅(当時の作見駅)のみ停車になったという、漁夫の利感のある駅です。オーストラリアの首都決めもシドニーかメルボルンが争ったけど最終的に中間のキャンベラになった、なんとなくこれと似てる気がします。
話思いっきり脱線しました!!
(山科を通過する金沢行…当時は富山行だったかも…)
夜の最終下り49号が該当します。
大阪からの通勤特急の役割もあるかもしれません。
ここまでが途中5駅止まるシリーズでした。
続いて6駅止まるシリーズです。
ここから先は敦賀は必ず止まります。
(大津京を通過する大阪行き。昔は前身の雷鳥の一部が大津京に停車していました。あ、当時は西大津でしたね。)
割と一般的な停車駅にはなってきましたが、小松は通過します。
13号が該当します。
湖西線の堅田の他にも近江今津が停車になるパターンがあります。
41号が該当します。
(湖西線をずーっと130km/hで爆走する金沢行)
⑪A+高槻、敦賀、小松
途中新大阪、高槻、京都、敦賀、福井、小松
こちらは上り最終の50号が該当します。
高槻は基本朝の金沢行と夜の大阪行が停車します。
まだ17本なのにもう11種類なんですが…
続いて停車駅7駅です。
ここからはパターンBも基準に使っていきます。
(やばい、写真ネタが無くなってきた)
⑫A+高槻、敦賀、武生、小松
途中新大阪、高槻、京都、敦賀、武生、福井、小松
こちらはサンダーバード3号が該当します。
⑬B-鯖江、小松
意外にも武生停車、小松通過の運用があるんですね。
18.24号が該当します。久しぶりの複数該当です(ニッコリ)
(大雪の安曇川を高速通過する大阪行き)
武生の存在感がでかくなってきました。
隣駅同士だからなのか、武生の隣駅、鯖江にはなかなか止まってくれません。
29号が該当します。
⑮B-武生、鯖江
福井~金沢でそれなりに止まっていくスタイルです。
38号が該当します。
ちょっとパターン基準にするとややこしかったので省略しました。
こちらは2号が該当します。
朝早いので湖西線の堅田、近江今津と停車し大阪への通勤特急も担っています。
⑰B-芦原温泉
あ、言うの忘れてました、もう途中駅8駅パターンになりました。
19号が該当します。
⑱B-鯖江
こちらは23.27号が該当します。
あー、長いよー
これでやっと26本、後半戦です。
こちらは44号が該当します。
ネタが無くなりました。
(敦賀に停車する金沢行。京都から約50分)
⑳B
途中新大阪、京都、敦賀、武生、鯖江、福井、芦原温泉、加賀温泉、小松
ようやくBパターンまで来ました。
8.11.15.16.22.25.26.28.31.32.35号が該当します!
なんと11本!
一気に38本になりました!
主に日中の多くの列車がBパターンです。
途中駅9駅はあともう1つパターンがあります。
㉑B-加賀温泉+高槻
途中新大阪、高槻、京都、敦賀、武生、鯖江、福井、芦原温泉、小松
加賀温泉を通過していくスタイルです
42号が該当します。
続いて停車駅10駅のパターンです。
㉒B+高槻
途中新大阪、高槻、京都、敦賀、武生、鯖江、福井、芦原温泉、加賀温泉、小松
朝の5号、夜の48号が該当します。
㉓B+松任
途中新大阪、京都、敦賀、武生、鯖江、福井、芦原温泉、加賀温泉、小松、松任
いよいよ松任が現れました。
松任は金沢の3個ほど手前の駅です。
12.39号が該当します。
途中新大阪、京都、堅田、近江今津、敦賀、武生、鯖江、福井、加賀温泉、小松
のんびり湖西線を走る45号です。
さ、まだまだありますよー
(金沢で出発を待つ大阪行き)
途中11駅に止まる運用がありません。
意外でした笑
では、12駅パターンです。
途中新大阪、京都、堅田、近江今津、敦賀、武生、鯖江、福井、芦原温泉、加賀温泉、小松、松任
急に駅数増えた感が避けれません。
4.36.47号が該当します。結構多かったです。
最後に13駅パターンがあるのですが、ここで「例外」を見ていきます!
㉖17号
新大阪、京都、敦賀、福井、芦原温泉、加賀温泉、金沢、羽咋、七尾
七尾線和倉温泉まで直通する運用です。金沢までは⑨と同じですね。
㉗20号
新大阪、京都、敦賀、鯖江、福井、小松、金沢、津幡、羽咋、七尾
和倉温泉発大阪行きです。
途中七尾線の始発駅津幡にも停車します。
金沢からはパターンがありません。
なんせ鯖江停まって武生通過がありませんので…
(大阪発は大原則金沢行きです。)
ということでお待たせしましたー!
一番停車駅の多い列車です!
㉘7号
新大阪、高槻、京都、堅田、近江今津、敦賀、武生、鯖江、福井、芦原温泉、加賀温泉、小松、松任
サンダーバードが止まる駅全てを網羅した7号です!
所要時間は2時間52分!
一番速い37号が2時間31分なので、20分以上も差が出ます…が、それでも表定速度93.34km/h。うん、十分速いわ。
(1往復はIRいしかわ鉄道、七尾線経由で和倉温泉まで行きます)
ということでいかがでしたでしょうか。
なんと1-50号に対して28通りの停車パターンがありました。
新幹線でも同じのぞみでも山陽新幹線内で停車駅が様々ありますがそれと似ていますね。
色んな停車パターンがあるのはこれまた面白くて、調べるのが楽しかったです。
では最後に北陸新幹線開業前は普通に存在した富山行きをお見せして終了となります。
長々とありがとうございました。
それではまた!ドロン!🥷